鶏肉か鳥なのか。その漢字の感じ方

スーパーでは大抵鳥のことを鶏肉と書いて売っています。鳥と鶏、何が違うのか。二つの漢字の使い分けはどうなっているのでしょうか。それはふと誰でも抱いてしまう疑問です。さて、その答えとしては、鳥が必ずしもニワトリを指す鶏という漢字に当てはまるわけではないということです。鳥肉の中には七面鳥もあります。フランス料理で使われる小鳩もあります。七面鳥のフィリングをしたロースト、小鳩のローストに鶏が出てきたら、おかしいどころか、お客さんからクレームが出かねません。ジビエとして食されている雉にしても鳥には間違いないのですが、決して鶏という漢字では表せません。したがって、鳥と鶏は漢字の上からも、内容からも違うのです。
参考:日本古来のジビエ!キジの特徴とは?キジ料理が美味な旅館3選も

そうは言っても日本人にとっては鳥肉と看板に書かれていても大抵の人はニワトリを連想するでしょう。それだけ日本ではニワトリが鳥肉の中では大きな割合を占めていて鶏肉文化が行き渡っているのです。今は流通経路の発達によって様々な価格帯で様々な地域の鶏を手に入れることができます。内外の産地から来る冷凍も冷蔵の豊富な種類があります。高級な鶏は牛よりも高額です。鶏にはももや胸肉やささみや手羽など様々な種類があります。例えば焼いて美味しくて煮ても美味しい和食にも洋食にも合う鶏肉の手羽元を仕入れるにはどうしたらいいでしょうか。今では食肉の通販業者があります。価格と産地を見てじっくりと選んでサンプルのつもりでごく少量を注文して自分の舌で確かめてみて価格と品質が釣り合っているのかどうかを確認することができます。卸売市場に直接行って買い付けるのが最もオーソドックスな方法です。鶏手羽元は飲食店では密かに人気があるメニューです。焼き鳥屋さんでは手羽元に塩コショウをしたシンプルな焼き物は人気メニューです。チキンカレーに入れると骨のだしが美味でほろほろになって崩れた鶏が味をぐんとアップさせて特別なカレーになります。

丸ごと焼いた丸鶏はクリスマスの人気者で、スーパーにクリスマス近くになると売られているのをよく見かけます。クリスマスチキンはやはり日本人にとっては鶏が今はオーソドックスなものになっています。ファーストフード店は、多分独自の仕入れ元を持っているのだと思いますが、クリスマスには大盛況で行列ができています。手羽はクリスマスの定番となっている人気者です。昔は七面鳥をも指していた鳥という漢字は今では鶏やチキンを意味しています。鶏の文化は日本の食文化としてすっかり定着しています。

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